2017年冬アニメ完走作品感想

 もう今期アニメが終わろうとしてるんですが。

 

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■AKIBA'S TRIP -THE ANIMATION-

 思わぬダークホース。脱がす必要があるのかとかそういう野暮な事を言いたくなる気持ちが無いかといえば嘘になるでしょう。しかし、この作品の本質は正直そういったところにあるのではなく、タモツ達がハマっていくオタク趣味や、彼らの舞台たる秋葉原にあります。

 AKIBA'S TRIPというタイトルはSTRIP(ストリップ)と掛けているわけですが、ことアニメ版に関していえば、比重があるのはむしろTRIPの側であり、まさにアキバ的なモノをトリップしていく作品なわけです。見やすい一話完結の中で、アイドルや格ゲー、カードゲームといったような見知ったものからアマチュア無線、はたまたブラックバイトまで取り扱う多芸ぶり。アキバのフード巡りも見逃せません。

 あとOPからも伺えるのですが、アニメーションとして非常にいい動きをしているのでそこも見所です。

 

セイレン

 またまた個人的ダークホース。『アマガミ』の系列らしいのですがそもそもそれを見ていないのでどんなアニメか見当もつかなかったんですが、まさかこんな高次元変態アニメだとは思わず……。

 キャラの言動、行動、思考がまったくもって予想のつかない方向に行くんだけどそれが非常に心地よく、魅力に繋がっているのがすごいところです。ホンモノのヤバさが確かにありました。

 

この素晴らしい世界に祝福を!2

 新キャラのゆんゆんが可愛かったんですがあまり出番がなく残念。

この2期で一番輝いていたのはやはりダクネスでしょう。オールラウンダーとしての才能を開花させ、前半は思う存分暴れまわってくれました。

 しかし作品全体としましては1期ほど面白かったとはいいがたく、特に終盤でのアクシズ教の件はかなり作品の足を引っ張っていたように感じました(押しつけがましい宗教を見るとなんでこう心が冷えるのでしょうか)。

 

小林さんちのメイドラゴン

 京アニ作品。ユーフォニアムの後続でこうした毛色の違う作品を繰り出すところにはチャレンジ精神を感じます。いい意味で安心しながら(けして目を惹き付けるところがなかった、というわけでなく)見ることができました。

 

アイドル事変

 序盤の勢いはそれこそダークホースだったんですが、なんとも頓珍漢な感じになってしまいました。板垣退助伊藤博文大隈重信がアイドルを推すアニメは初めて見ました。

 

昭和元禄落語心中 -助六再び篇-

 一年前から約束された傑作。相変わらず落語もドラマも魅せるところばかりでした。2期なので1期にあったような目新しさこそないでしょうが、むしろ精錬されたようなクオリティには安心感すら覚えます。もちろんそれが停滞であったりマンネリを呼ぶことはなく終始ヒリヒリするような緊張感を保ちつつ最後まで駆け抜けてくれました。

 

One Room

 あにとれみたいな主観アニメ。基本的にはあちらの方が優れていたと思います。

 

■ちょぼらうにょぽみ劇場第三幕 あいまいみー~Surgical Friends~

 いつもの。

 ちょぼらうにょぽみ先生でいえばほぼ同時期に『弱酸性ミリオンアーサー』が終わったのが寂しいです。

 

けものフレンズ

 『てさぐれ!部活もの』大好きマンとしてヤオヨロズ制作というので視聴対象にはなっていました……が、まさか『このすば』や『落語心中』等の本命作品を押しのけてスターダムの座へ上りつめることになるとはさすがに想定していませんでした。これだからアニメってのはわからないんですよね。

 内容はどうかといえばもう間違いなく名作です。もちろん第一話は非常に掴みが悪かったように思います(上記の視聴理由が無ければ自分も間違いなくそれ以降見ていませんでした)(しかし加えて言えばこれはけして出来の悪さに起因するというわけではなく)が、魅力的なキャラやそれらが抱える悩みの解決、その中で培われるサーバルとかばんの信頼関係、知恵の使い方。通してみれば異色の作品でありながら流れ自体は1クールアニメの一つのお手本とも言える仕上がりになっています。

 多分たくさんの人が語っているのでこれ以上いろいろ言ってもしょうがないんですが、最終的にネットを巻き込み作品の素質以上の成果を出したことで、それこそまどマギガルパンといったような現在進行形、そして後続の作品に対して非常に影響力のある作品になったんじゃないかと感じました。

 

リトルウィッチアカデミア

 現在進行形2クールアニメ。

 今のところスーシー回がヤバかったです。

 

第24回文学フリマ東京宣伝

 

 タイトル通りです。3サークル関わってるので以下その宣伝ということで。

 

1.アニメクリティーク刊行会【カー31~32】

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nag-nay.hatenablog.com

アニメクリティーク刊行会@第二十四回文学フリマ東京カ-31〜32 - 文学フリマWebカタログ+エントリー

 今まで一読者だったのですが、今回初寄稿させていただきました。

 タイトルは「落語アニメであり、反落語アニメであり――アニメ『じょしらく』論」です。タイトル通り『じょしらく』を題材に1万文字ちょっと書いています。ちょうど最近には秀作『昭和元禄落語心中』がいたって真面目に、正面から落語シーンやその文化を描いていましたが、その一方でもうじき5年前の作品になる『じょしらく』が果たして全然落語的じゃないかと言うとそれは……みたいな感じです。個人的には今回は寄稿者側ながら読者としてもめっちゃ楽しみな一冊です。

 自己紹介のところでも書いてますが編集のNagさんには大変お世話になりました。本当にありがとうございました。

 

2.○央大学学○連盟文○会【B-45】

https://c.bunfree.net/c/tokyo24/1F/B/45

 伏字にしたのは検索避けのためです。気づかれませんように。

 <新海誠>×<変身>をテーマに作りました。自分は表紙編集DTP……etcの他、テーマ作品に対してちょいちょい駄文を吹っかけてる感じです。よろしければこちらにもお立ち寄りください。

 

3.○央○学旧哲学会『SPRACH』【オー39】

https://c.bunfree.net/c/tokyo24/2F/%E3%82%AA/39

 イベント前日(つまり今日!)に急いでDTPの方を担当しました。上のと併せて内容は目次をツイートしますのでぜひぜひそちらの方をご参照ください。

 

 当日は会場、あるいは2、3のブースをうろうろしていますのでよろしくお願いいたします。

 

2016年秋アニメ完走作品感想

 感想はアニメを見てすぐ書くべし。今回の教訓です。

 画像は今期の優勝作品2つより。

 

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灼熱の卓球娘

 個人的今期優勝作品。

 試合話数のぶち上がりが非常に最高。キャラクターの感情、動き、そしてBGMが試合の盛り上げを最大限に引き出し、映像的にも音楽的にも楽しい作品でした。また、あがりや雀が原中学の面々、もず山中学の面々を感化させていくこよりが物語を引っ張る存在として機能していたのも大きかったです。彼女のドキドキが視聴者をもドキドキさせ続けてくれました。

 

終末のイゼッタ

 ライフルに乗るというビジュアルからして良さみがあって100点!!!!!というやつです。

 途中のクローンのくだりは残念でしたが、嫌いではない作品という印象。特に3話での魔法と共に槍などを駆使した戦闘は目を見張るものがあり大変期待できる作品でした。

 

魔法少女育成計画

 実質『仮面ライダー龍騎』。魔法少女らしさがあまりないので尚更。とはいえナイトがすぐに死んでしまっていますが……。

 大量の悪意が魔法少女たちを襲うわけですが、それに巻き込まれたみんな(生き残った者も死んだ者も)が何かしら変わってしまったってことが悲しいといえば悲しいかもしれません。

 

■あにとれ!XX〜ひとつ屋根の下で〜

 最終話が修羅場化しなくて本当によかった。

 

魔法少女なんてもういいですから。セカンドシーズン

 魔法少女なんて、ほんともういいですから……。

 9話のブラック企業回だけ面白かったです(真っ当な意味ではない)。

 

おくさまが生徒会長!+!

 無修正版より修正版の方が面白い例。

 

バーナード嬢曰く。

 ショートアニメ枠が多かった時期ですが、その中で圧倒的に面白かったです。読書家あるあるギャグに寄った前半もいいですが、感情面に寄り添った後半部分も非常に可愛らしい作品でした。

 ところで町田さわ子の読書量は明らかに一般人越えしてて恐ろしいものが……。

 

てーきゅう8期

 『てーきゅう』は数打っていくタイプの作品なので振り幅があるんですけど、8期はずいぶんとそれが安定している印象。

 この作品が消えたらアーススター作品のアニメが消えてしまうので早く戻ってきて、『てーきゅう』、あるいは『ヤマノススメ』か『まんがーる!』か『ノブナガン』!!

 

■月曜日のたわわ

 くすぐったいアニメでした。冷静に考えて直視するにはキモすぎる……。

 

フリップフラッパーズ

 エヴァかよ!!!!!!!!!!

 冒頭のパピカのシーンで一目惚れしてそのまま見てしまいました。投げっぱなしエンドはアレですが、こういう作品はこういうものと思えばいいと言えば良い……?

 こういった作品は、こういった作品であることに一つの価値があるので無条件に一定の評価が得られるのだと感じました。

 オマージュ(と思われる)シーンが多々見受けられましたが何分そういった前提知識がないので「オマージュぽいなぁ」という場面を見ても「すげーなー」としか言えないのである意味気楽に視聴できました。

 

Occultic;Nine -オカルティック・ナイン-

 キャラクターたちの早口加減が良い感じに作品をスピーディにしていて、そのテンポの良さもあり、見やすい作品になっていました。

 エンディングがどことなくノーマルエンドぽかったのはゲーム版の存在ゆえでしょうかね。

 

響け!ユーフォニアム

 今期優勝作品part2。

 作品内容は言わずもがなですが、「京アニってやっぱすげーんだな」とハルヒを見た当時を思い出すくらいに圧倒的なそれでした。5話の演奏が顕著ですが京アニじゃないとできなかった作品だと強く感じさせられました。

 

Fate/Grand Order -First Order-

 年末特番。まさかFGOで年末特番をするとは思いませんでした。大多数のマスターと同じく、ゲーム版が一通り終わったあとで見たので感慨がありました。

 オルガマリー所長を久しぶりに見れただけでもう満足と言えば満足です。

 

信長の忍び

 今も続いているので最後にまわしたショートアニメ枠。

 テンポよし、話よし、キャラよし、と凄まじいポテンシャルのショートアニメで驚き。また、OPも秀逸。このせいで今やってる後期OPがむしろかわいそうに……。

 

 

 

 

 

 

話数単位で選ぶ、2016年TVアニメ10選

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ルール

・2016年1月1日~12月31日までに放送されたTVアニメ(再放送を除く)から選定。

・1作品につき上限1話。

・順位は付けない。

 

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 作品によって画像の有無があるのですが単に自分が用意できなかっただけで特に意図はないです。

 メモ程度の言葉で申し訳がたたないのであとで修正したいです。

 

灼熱の卓球娘 第三球 好きっ!!

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 初めて特殊OPが流れる話数、初めてあがりとこよりが心を通わせる話数、初めてあがりが周りの顔を見る事ができるようになる話数、そして、改めてあがりがドキドキできるようになる話数。灼熱の卓球娘のポテンシャルをフル稼働させている最高の話数。2016年トップクラス。

 

あんハピ♪ #4  4月29日 ナゾナゾな罰ゲーム 

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 幸せとはなんだろうか、という作品全体のテーマが端的に示された話数。

 

アクティヴレイド -機動強襲室第八係- 2nd File 3 天使と破壊神

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 2期から特に飛ばすようになったアクティヴレイドの中でも特に飛び跳ね、オタク寄りではちゃめちゃな話数。破壊神の名は伊達ではない。 

 

コンクリート・レボルティオ〜超人幻想〜THE LAST SONG 第22話 巨神たちの時代

 正義の物語の終結、その一歩手前。最後の共闘。合体シーンを含め、すべてがカタルシス。

 

キズナイーバー 第9話 万事休す……かしら

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 共鳴が圧倒的な暴力を呼び覚まし、それが話全体を凶暴化させる。

 

ファンタシースターオンライン2 ジ アニメーション Quest 09 戦力外通告

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 明かされるのは世界の真実、暴き出されるのは自身の弱さ、見つけ出すのは彼女の素顔。進研ゼミアニメが本気を出した話数。

 

この素晴らしい世界に祝福を!  第7話 この凍えそうな季節に二度目の死を!

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 こんなギャグみたいな作品であっても、けしてギャグじゃなく死ぬこともあるけれど、そんなギャグみたいな世界を愛していることが垣間見える話数。

 

響け!ユーフォニアム2 第五回 きせきのハーモニー

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 一つの行動をこれだけ流せるのはやはり驚嘆に値するべきであって、画像を選ぶ際もどれを選ぶべきか非常に迷った。それだけ一瞬一瞬が輝いている話数。

 

昭和元禄落語心中 第一話 与太郎放浪篇

 

 これもユーフォニアム同様で長時間の落語シーンに視聴者を一瞬で飲みこむ力があった。作品のポテンシャルを第一話からこれでもかと見せつけられた。

 

ふらいんぐういっち 第1話 6年振りの不思議

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 魔女の飛行に対するこのリアクションがこの作品のすべてを物語っている。愛おしい……。

 

 

【告知】C91新刊情報 3日目に頒布します。

12月29日更新

・委託情報

 

12月31日更新

・最新情報への変更

 

 まだ作業終わってない(!)のですが告知だけはそろそろしておかないといけないと思うので! これ前回も言ってる。

 コミックマーケット91の3日目(12月31日)、東V46aにてコピー本を頒布します。題材はP.A.WORKSのオリジナルアニメ、今回は先日発表された『サクラクエスト』を見据えて、「お仕事ものシリーズ」を中心にフォローしています。

 

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■タイトル:P.A.WORKS「お仕事ものシリーズ」~堀川憲司・永谷敬之・『サクラクエスト』~

■サークル:emina

■規格:A5 20ページ

■執筆表紙編集etc:ウインド(@wind_0180)

■価格:100円→(変更)200円

■日時場所:C91 3日目(12月31日)東V46a

 

 詳しい内容はまだ未定なのですが、最新作『サクラクエスト』を堀川憲司氏や過去作『花咲くいろは』『SHIROBAKO』、「お仕事ものシリーズ」という枠などの視点で考察しています。

 目次はこのようになっております。

**

0 はじめに

1 原作者としての堀川憲司と永谷敬之

2 永谷敬之無しでの『サクラクエスト』

3 「お仕事ものシリーズ」と「働く女の子シリーズ」

4 「お仕事ものシリーズ」化するアニメ制作現場

5 『花咲くいろは』から『SHIROBAKO』へ

6 後天的、そしてP.A.WORKS史上究極的「お仕事もの」としての『SHIROBAKO

7 Ultimate『SHIROBAKO』→Final『サクラクエスト』?

8 東京/地方

9 堀川憲司はP.A.WORKSの汚点を回収し得るか?

 **

 また当日は一冊委託本もあります。

 

■タイトル:SPRECHEN

■価格:400円

■日時場所:同上

■内容

 ・哲学は大学の外にあるのか

 

 こちらはカントの『諸学部の争い』を中心とした大学論になります。

 

 当日はよろしくお願いいたします。

2016年夏アニメ完走作品感想

NEW GAME!

 圧倒的美少女動物園。頑張るぞい、という有名フレーズだけは知っている原作未読者でして、ヘタすればそれに頼った安直なアニメになるのではと危惧していましたが全くの杞憂でした。最初から最後まで今季屈指の安定感を見せつけてくれ、ねねっち加入以後は特に他の登場人物同士での関係が増え、可愛らしさに磨きがかかっていきました。可愛さに加えて明るい作品でもあるので軽く見ることができるのも好感が持てました。

 

この美術部には問題がある!

 宇佐美さんの可愛さ特盛という感じの作品。安定感という意味でしたらこちらも負けず劣らずという強さを見せてくれましたが、直近で似た作品の「月刊少女野崎くん」がどうしても脳裏によぎり、あと一歩、物足りないという印象が強まってしまいました。宇佐美さんに比べて、他のキャラ、特に内巻くんが魅力に欠けていたというのもマイナスに思いました。あとOPはやっぱり合ってないかと……。

 

魔法少女?なりあ☆がーるず

 ダテコー監督による生アニメの二作目。ダテコー監督の作品のキャラの中でも一番モデリングが可愛くなっていて素晴らしい。いなほの眼鏡がマジ可愛かったのでみんなに見てほしいです。中の人に合わせて動いたり変な行動をしたり摩訶不思議なことを喋るキャラクターを見ているだけでも楽しい。作品を通しての中の人たちの関係性の変化や成長もまた見所です。

 

アクティヴレイド -機動強襲室第八係- 2nd

 分割2クールの後半。1クール目以上に好き勝手に、そしてアクロバティックに話は進みますが、1クール目という土台があるためにどことなく安定感もあるという2クール目の利点が思いがけず働いていたように感じました。ただOPが曲こそ1クールに負けていませんが映像面で曲に追い付いていないような印象を受けました。ある意味未完成版のほうが好み。また、新キャラ達があまり活躍できていないのも気になりました。とはいえ総じて面白く、楽しんだ作品ですので3rdには期待したいところです。

 

Re:ゼロから始める異世界生活

 継続2クールの後半。全般的に面白く最近のラノベアニメの中ではアニメ化に恵まれた作品だと思います。どうしても引っ掛かるのはエミリアの扱い。現在継続中の作品ということもあるのでしょうがない面もあります。ただこの作品は各登場人物の描かれるスパンや合間がかなり不均等であって、さらにそのことをどうにかしようとも考えていないようなので少なくともアニメ内だけでは登場しただけ、というようなキャラが多く見られます。多くのキャラがこの影響を受けていますがメインヒロインであるエミリアがその影響下に有り続けたのはかなり痛手だったんじゃないかなあとか思ってみたり。あとレムよりはラムのほうが好きです。

 

クロムクロ

 P.A.WORKSのオリジナルアニメとしては意欲作という位置付けにしておくのが妥当そうです。ストーリー面はロボットアニメとしてはあまりに盛り上がりに欠けているように見えましたし、緊張感が保てられていないのはもはや意図的なのではとも思えます。個人的に言葉を選ばなければTARI TARIに見られたような能天気さをシリアスなロボットアニメに組み込むことで何か新しい枠組みのロボットアニメを作りたかったのかなぁとは考えています(成功したかはともかく)。とはいえロボットの戦闘シーンなどから、それなりにロボットアニメをこなせるところが見れましたので、これが布石になりP.A.WORKSの新たな最初の一歩になればと思います。

ベストエピソード10選~B級アニメを中心に~

◆ マイベストエピソードとは?

「作品としてはベストに選ばないけど好きな話数」をコンセプトに、アニメ作品の好きな話数を選出し紹介する企画です。
※ コンセプトは強制ではありませんので気楽に考えてください


◆ マイベストエピソードのルール

・ 劇場版を除くすべてのアニメ作品の中から選出(配信系・OVA・18禁など)
・ 選ぶ話数は5~10個(最低5個、上限10個)
・ 1作品につき1話だけ
・ 順位はつけない
・ 自身のブログで更新OK(あとでこのブログにコピペさせていただきます)
・ 画像の有無は問わない
・ 締め切りは8月末まで

 

unmake.blog133.fc2.com

詳しくはこちら↑

 

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追記(12/16)

 この企画に参加された全員分のデータを纏めたものをこちらに貼っておきます。

twitter.com

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 自分が選出するにあたって今回、作品としてはベストに選ばないけど~の部分を考慮し、自分の中でのB級作品を中心に選出しました。順番は特に意図無しです。

 企画主催であるとともに、個人的に今回の記事の画像の件でお世話になりましたぎけんさんにこの場でお礼申し上げます。

 

 

聖剣使いの禁呪詠唱(ワールドブレイク) 第10話 「決戦・エカテリンブルク-Ouroboros-」

 

 脚本:山口宏 絵コンテ:福田道生 演出:荻原露光

 

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 ベスト話数を選ぶにあたってB級作品を中心に選びましたが、その中からベスト話数を選ぶ場合、そのB級らしさの極致としての回、あるいはそのB級らしさからA級へのシフトアップを感じられる回の二択になると思います。そのボーダーでいえばこの話数は後者に属します。

 見所は電の巨人が召喚されて以降。しばしば謎演出や謎作画、おもしろ台詞とネタ方面ばかりに振り切って話題になりがちの本作ですが、本作の魅力はそういったクソアニメ的なネタ方面だけでなく、キメるところはキメていくようなカッコよさがきちんと備わっているところにあります。そしてそのカッコよさが特に全面に出ているのが該当の場面です。音楽面に関しては元々評価があり、そこに確かな演出が噛み合えば神場面が生まれるのは必然。ワルブレといえばこれ!という例のBGMも存分に活かされており、詠唱シーンを見事に彩っています。あとは足ちょんちょんも好き。一度見れば綴りたくなること間違いなし。

 

らき☆すた 第22話 「ここにある彼方」

 

 脚本:賀東招二 絵コンテ、演出:高雄統子

 

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 後半に行われる泉家のやりとりが素晴らしい回。唐突に始まるのにその唐突さを感じさせず至って自然に始まります。また、この回での泉家での娘と父の距離感が個人的に最高すぎます。こなたが向いているのはゲーム画面であり、プレイしながらでも父の話にちゃんと耳を傾けレスポンスをして、それを亡き母が見つめる。そんな温かい場所としての家庭にほっこりしますし、その後の夫婦の馴れ初めの話も短いながらに感動的です。非常にエモーショナルでらきすたの中でも異色さを醸し出していますが、ほかに面白いのは泉家のエピソードが終わったあとにも話が続くところ。普通のアニメだったら心霊写真の下りで終えるであろうところですが、泉家のエピソードをひと夏の思い出というように扱うところがまたらきすたらしいです。

 

てーきゅう 第17面 「先輩とマーズ・アタック」

 

 演出:板垣伸

 

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 「タイトルが変わってる!?」これだけで選びました。でもそのくらいのインパクトを受けてしまったのだからしょうがない。

 

絶対防衛レヴィアタン 第3話 「絶対奥までイッちゃうもん!」

 

 脚本:雑破業 絵コンテ:別所誠人 演出:池田重隆

 

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 レヴィアタンは1、2話を見た段階で3話切りを想定していたんですがこの回からレヴィアタンの真価が発揮されます。何度も流れるBGM、天丼、妙な古臭さ、シュール、どことなる癖になる感じのギャグがおもしろく、独特の雰囲気がこの回から構成されることきなります。すごく形容しがたいのでぜひ見てほしいです。

 

D.C.Ⅲ~ダ・カーポⅢ~ 第9話 「美少女祭りと夕日が綺麗な場所(ところ)」

 

 脚本:友永コリエ 絵コンテ:ワタナベシンイチ 演出:森義博

 

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 1話からとにかくおっぱい強調、超チョロインだったり(元々スタートラインからそうですが)、俗にいうクソアニメという枠に収まるであろう本作ですが、この話数は他の話数とは違う雰囲気を醸し出しています。まずメインヒロインではなくサブヒロインに焦点を当てているというところ。今まで登場しなかったキャラが何の説明も無しに。そして今までとにかくエロ押しだった作品がこの話数だけ真っ当にギャグをしています。至って真っ当に普通に面白いギャグをしていて放送当時はむしろ感動するまでありました。変わったところといえばアイキャッチも多様されています。近年ですと「このすば」のアイキャッチがテンポの面で非常に貢献しています。さすがにあの領域とまではいいませんが、普段の話数より格段に見やすくなっていますのでアイキャッチの有用も再認識されました。なお、一度見れば「バカテス」などを思い浮かべる方もいらっしゃるかもしれませんが(事実私もそう)、絵コンテの方がそれらの作品に参加されてるので似た演出も多いようです。

 

俺、ツインテールになります。 第12話 「ツインテールよ永遠に」

 

 シナリオ:荒川稔久 絵コンテ:真心一人 演出:喜多幡徹、神戸洋行

 

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 作画とか作画とか作画とかで話題になった本作ですが最終回はそれまでの評判を覆すに値する良回でした。ツインテールへの熱いパトスに疑念が差し込まれた主人公が対話するのは……ツインテール(CV:池田秀一)(??)。そしてツインテールを取り戻し、敵との最終決戦に臨むテイルレッドの覚醒とともに作画、演出も最後のフルスロットルをかけます。1カメ! 2カメ! 3カメ! マジグレイト……。

 

CLANNAD AFTER STORY 第19話 「家路」

 

 脚本:志茂文彦 演出:坂本一也

 

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 いわゆる名シーンと言われやすいのはもしかしたらこの話数の前での汐と通じあう回かもしれません。しかしどうしても岡崎の父との和解は忘れられません。父になった彼が自分の父のもとへ赴くこの回は他にもいろいろな事が始まり、いろいろなことが終わります。古河家からの自立、汐との二人暮らし、保育所への送り迎え、風子との出会い……そして一期から続いてきた岡崎家の関係にも一つの終止符が打たれます。直幸、朋也、汐、不思議なかたちの家族たちはそれぞれの門出を迎えますが、そこでやり終えた父とここから始まる父の和解は必然でしょう。

 

遊☆戯☆王デュエルモンスターズ 131話 「激突!神(オシリス)VS神(オベリスク)」

 

 脚本:吉田伸 絵コンテ:細田雅弘 演出:原憲一

 

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 これだけの長期シリーズから選出するとなると選択肢が膨大なので悩みますが、ひとつの山場というわけでこの話数を選出。遊☆戯☆王DMは神のカードがひとつの軸となるバトルシティ編以降、今のOCGルールに近づき、各キャラもよくも悪くも立ってきます。それは今年に「THE DARK SIDE OF DIMENSIONS」が公開され、そこでその存在感を余すことなく発揮した海馬もそうであり、この話数含めて存分に暴れまわっています。存在感があるのはキャラだけでなく、使うカードも同様です。神のカードはデュエルに現れれば即座に場を圧倒、制圧、支配してしまうほどのカードであり、デュエル前からの対策は基本、デュエル中ともなれば、一瞬の油断が命取りとなります。それを双方が一枚ずつ持っている今回のデュエルは今まで以上に緊迫かつ壮大なものとなり、互いの知略が絞りつくさねばなりません。かたや攻守4000という破格のステータスのオベリスク、かたやプレイヤーによって攻守が増減するオシリス。神のカードはもちろん超強力な代物ですが、だからといってその性能に頼りきってのカード同士の戦いになるわけではありません。そうなればただ場の状況によってステータスが決定するオシリス次第でのその場当たりのデュエルになります。むしろ神をあくまでも駒として従属させ、媒介として、プレイヤーが場を制圧し、逆にされるという風に、サブタイトルとは逆であるプレイヤー同士の戦いという側面が強調されるのです。神と神、遊戯と海馬。運命的、宿命的なこのデュエルは遊☆戯☆王ファンであれば必見です。

 

ノブナガン 十二ノ銃 「ストーンフォレスト作戦・後編」

 

 脚本:竹内利光 絵コンテ:古田丈司 演出:山地光人 福岡大生

 

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 アーススターアニメ、そのダークホースからの選出。便宜上この話数を選出していますが前編後編合わせてというつもりです。敵の特性。敵の誘導、倒し方、その解明……ノブナガンはバトルものの中でも細部がしっかり固められており、その全てを凝縮したような話数がこの作戦です。癖の強い能力を適材適所に当てはめ、使えそうにないものをいかに有用に使っていくか、逆境の中でそのキャラの冴えが生まれる場面は何より心地よいです。あと何よりサブタイですね。

 

緑山高校 甲子園編 1.全員一年生の甲子園

 

 構成・演出:池田成、前園文夫、湖山禎崇

 

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 ストレート! ストレート! ストレート! 本作の主人公である二階堂は豪速球のピッチャーとして設立初年により全員一年生の緑山高校野球部を甲子園出場校に躍進させます。しかし、他の部員に慕われているわけでなく、その横柄な態度によりむしろ厄介者扱いまでされてしまいます。二階堂に負けず劣らず、他の部員も大胆不敵、唯我独尊を体言したような部員ばかりでとても協調性があるとはいえません。しかしそんなチームが優勝候補とされるような強豪校を奇抜なプレーでなぎ倒していく様はまさに痛快の一言。大阪見物、プロ入団、27連続三振……その目標は様々なれど、本気になった二階堂の豪速球を一目見れば観客のように彼らの戦い様から目が離せなくなること間違いなし。